学習塾開業の手順と資金計画
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学習塾開業の手順と資金計画

執筆: ローカルマーケティングパートナーズ 編集部

監修: 山本 貴大

最終ファクトチェック: 2026-10-11

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学習塾の開業では、物件と月謝を決める前に「誰に何を教えるか」「何人を受け入れられるか」「生徒が増えるまで現金が残るか」を合わせて確認します。机が空いていても、希望時間を担当できる講師がいなければ授業は提供できません。月の売上が支出を上回る計画でも、内装や家賃の支払いが先に来ることがあります。

この記事では、独立開業とフランチャイズ、指導方式、通塾しやすい物件、料金、講師配置、資金計画を整理します。掲載する収支の数字は計算方法を示す仮定例です。市場平均や当社の支援実績、集客人数の予測ではありません。

開業形態と指導方針を決める

自宅 テナント フランチャイズの違い

自宅で始める場合は、教室の賃料を抑えられる可能性があります。その一方、住居と授業の空間を分けられるか、家族の生活、近隣への音、入退室の動線を確認しなければなりません。賃貸住宅や集合住宅では、賃貸借契約や管理規約で事業利用が認められるかも確かめます。

テナントを借りる場合は、授業用の広さだけでなく、面談・教材保管・待機・自習の場所まで図面に入れます。机を置ける面積と、教室として安全に運営できる人数は同じではありません。工事後に避難経路や設備の不備が分かると、追加費用や開業日の変更につながります。

フランチャイズは教材や運営支援を受けられる場合がありますが、提供内容は本部ごとに異なります。加盟金だけを比較せず、指定工事、教材、システム、広告分担金、ロイヤリティを含む支払一覧を作りましょう。地域に同じブランドがあることだけで、生徒が集まるとは見込みません。

比較項目独立開業で確認することFCで追加確認すること
指導内容対象学年と教えられる科目指定教材、指導方式、変更できる範囲
毎月の費用講師、物件、教材、募集ロイヤリティの算定、最低額、追加費用
募集自分で実行する施策と担当本部が行う施策、地域で負担する施策
契約終了退去、設備、返金、雇用解約金、更新、終了後の制限

本部から収支例を受け取った場合は、開業時点の生徒数、オーナーの授業時間、家賃、授業外業務、返済が含まれているかを聞きます。開業直後から多数の生徒がいる教室と、募集を始める教室では資金の減り方が違うためです。自分の地域と運営条件に置き換えて比較してください。

指導方式と対象家庭を合わせる

個別指導は、講師1人が同時に何人を指導するかで必要な人員が変わります。集団指導では、同じ学年・科目・進度の生徒を同じ時間に集められるかが課題です。自立学習や映像教材を使う場合も、質問対応、学習管理、面談の担当は必要になります。

「小学生から高校生まで対応する」だけでは、採用する講師や教材、授業時間を決められません。対象学年、科目、補習・受験等の目的、希望曜日、学校や部活動の終了時刻を整理します。中学生の定期テスト対策と小学生の学習習慣づくりを同じ料金・時間割で設計できるかも検討しましょう。

指導方針は保護者へ説明する内容にもなります。体験授業では、実際の課題や学習記録を使って、どのように指導し、何を共有するかを見てもらいます。開業時点にない合格実績や、確認できない成績向上の約束を使う必要はありません。募集の見せ方は学習塾の集客方法も参考になります。

通塾動線と物件の条件を確認する

駅徒歩より授業前後の経路を調べる

駅から近い教室が、すべての家庭に通いやすいとは限りません。小中学生が徒歩や自転車で通う場合は、学校・自宅・教室を結ぶ経路を確かめます。保護者の送迎が中心なら、車を安全に止めて乗降できる場所、駐車時間、近隣への影響まで確認する必要があります。

候補地は授業開始前だけでなく、終了予定の時間帯にも見ます。暗い交差点、歩道の狭さ、幹線道路、踏切、雨天時の移動、バスの帰宅便が判断材料になります。地図の直線距離や昼の徒歩分数だけで商圏を決めず、対象家庭の生活時間に合わせて検討してください。

候補地主に確認すること募集ページで示す情報
駅近の上階建物入口、階段、エレベーター、夜間の出入り建物外観と入口、階数、到着経路
住宅エリア学校からの道、帰路、駐輪、近隣との関係徒歩・自転車の経路、送迎のルール
繁華街授業時間帯の人通り、騒音、帰宅時の環境実際の入口と帰宅動線、連絡方法

駅近・住宅街という分類だけで良し悪しを決めません。同じ駅徒歩でも、横断歩道の場所や建物入口で使い勝手が違います。候補ごとに確認日時と未確認の項目を残すと、家賃以外の条件も比較できます。

学校別の児童・生徒数や学区は、自治体・学校の公表資料を情報年月とともに記録します。ただし、地域の生徒数に一律の入塾率を掛けただけでは、募集人数の予測にはなりません。対象学年、指導目的、既存塾、希望時間、移動手段まで調べ、体験の反応で仮説を確かめます。

対象地域と家庭を絞った後の募集は、スクールの生徒募集に整理しています。物件の契約前にも、提供する内容と希望時間が合うかを確認しましょう。

坪単価は含める費用をそろえる

物件を比べる際は、面積の単位と税区分をそろえます。月の賃料だけを割るのか、共益費も含めるのかを決め、同じ計算に統一してください。敷金・保証金・礼金・仲介・更新・原状回復・看板・駐車場などは別欄で比較します。

たとえば20坪の物件で月額賃料18万円なら、賃料だけの坪単価は9,000円です。共益費2万円も含める比較なら1万円になります。これは計算例であり、実際の募集物件や地域相場ではありません。掲載条件の異なる物件を「安い」と判断しないよう、税込・税別の表示も確認します。

駅徒歩が数分延びたときの家賃差は、徒歩分数だけからは計算できません。面積、階数、用途、設備、築年、共益費などが異なるためです。賃料統計を使う場合も対象エリア・募集期間・階数・面積区分を読み、自分の候補物件の見積とは分けて扱いましょう。

契約前に建築と消防の確認をする

貸主・管理会社には、学習塾としての利用、営業時間、看板、工事、騒音、駐輪・送迎の条件を確認します。そのうえで、用途や改修に関する手続きは自治体の建築指導課等、消防設備や届出は物件を管轄する消防署へ相談します。建物そのものの調査や工事計画は建築士にも確認してください。

相談時は住所、階数、図面、面積、現在の用途、対象生徒と最大人数、予定工事、営業時間を用意します。一般的な相談案内の例として自治体の建築相談と消防署の開業・設備の案内があります。実際の相談先と必要資料は候補地の地域で確認しましょう。

営業に関する資格の一般論と、物件の確認が不要かどうかは別の問題です。「以前も塾だった」「机を置くだけ」といった説明だけで契約せず、現在の運営条件で確認します。未確定の工事費や利用条件は、資金計画でも未確定として残してください。

年間料金と授業枠を設計する

月謝と年間負担を一緒に案内する

周辺塾の月謝を調べるときは、学年、科目、週回数、授業時間、講師1人が指導する人数をそろえます。週1回と週2回、1対1と1対2、教材費込みと別途の料金を、そのまま比較しないでください。掲載がない料金は推定せず、同じ条件で見積を取ります。

保護者向けには、月謝、入塾金、教材、模試、施設費、講習を分け、必須と任意を明記します。仮に月謝3万円を12か月、教材1万2,000円、任意講習3万2,000円とすると、講習に申し込む年は40万4,000円、申し込まない年は37万2,000円です。金額は保護者が実際に支払う総額の仮定で、入塾金・施設費は含めていません。

年会費を12で割れば月額比較に使えますが、実際の請求月の支払いとは違います。保護者の負担を説明する表と、教室の入金予定表を分けて作りましょう。欠席、振替、休講、退塾、返金の条件も、料金案内と矛盾しない形にします。

講師コマから受入人数を計算する

ここでは講師3人、1対2、80分授業を1日3コマ、週5日、月4週、1人が月8回受講する条件を仮定します。講師の授業枠は3×3×5×4で180講師コマ、生徒の枠は180×2で360生徒コマです。360を月8回で割ると、全枠を販売できる場合の理論上限は45人になります。

  1. 講師の授業枠180講師コマ/月
  2. 1対2の受講枠360生徒コマ/月
  3. 1人月8回で割る45人の理論上限
講師3人 × 3コマ × 5日 × 4週。体験・振替等の枠はまだ控除していない仮定です。

枠が70%埋まる仮定では360×70%÷8の端数を切り捨てて31人です。後で示す現金均衡に必要な35人には4人足りません。必要人数だけを募集目標に置くのでなく、その人数を希望曜日・科目で受け入れられるかまで照合します。

月全体の空席数が多くても、人気の時間帯が満席なら追加の生徒を受け入れられません。体験、振替、面談、自習対応に同じ講師や席を使う場合も、販売できる枠から差し引きます。講師を減らして支出を抑えるときには、受入枠も減ることを同時に計算してください。

授業以外の仕事も人件費に入れる

講師費は授業時間だけでは見積もれません。準備、片付け、報告書、質問対応、採点、研修、面談の必要時間を整理します。厚生労働省の労働時間の適正な把握のガイドラインでは、使用者が指示した必要な準備や後始末等も労働時間に含むとされています。授業外の仕事も、指示内容と実際の作業時間を確認して計上しましょう。

仮に80分の授業と前後計20分の業務等を含む見積として、1講師コマ2,600円と置けば、180コマで月46万8,000円です。これは賃金相場や法令適合を示す金額ではありません。別に必要な作業、地域の最低賃金、保険等の適用、採用条件を確認して実額へ置き換えます。

生徒が少ない月にも同じ講師配置を維持するなら、その月の費用は生徒数と同じ比率では下がりません。講師の担当科目、欠勤時の代行、学期ごとの勤務可能時間を把握し、授業を提供できる体制として計画します。オーナーが授業を担当する場合も、募集・請求・面談に使える時間を別に残しましょう。

学習塾開業の資金と収支を計算する

開業前の支払いと手元現金を分ける

開業前には物件契約、内装、備品、教材、端末、通信、募集の支払いが発生します。見積の金額だけでなく、税込・税別、支払日、追加工事の扱い、借入等の実行日を一覧にします。支払った敷金等がすべて経費になるとは限らないため、支出と会計上の費用も区別してください。

ここでの計算例では、物件契約・預け入れ90万円、内装90万円、机等45万円、端末等25万円、教材20万円、Web・募集30万円、開業前人件費15万円、工事等の予備枠25万円で計340万円としています。予備枠25万円も開業前に全額を使う仮定です。相場ではなく、自分の見積を並べるための費目例です。

自己資金と借入等が計640万円なら、この支払い後に残る現金は300万円です。予備枠をまだ使っていない場合は、支払315万円、予備として留保する現金25万円、運転用の現金300万円に分けて管理します。640万円すべてを内装に使えるという意味ではなく、開業後の家賃や講師費、生活の支払いに備えた残高を月別で確認します。

借入は審査と実行を確認するまで確定資金として扱いません。補助金の採択を契約時点の現金とみなしたり、後払いの入金を前払いの工事代に充てたりしないよう、調達日と支払日を照合しましょう。事業計画に整理する際は日本政策金融公庫の創業計画書等も利用できます。

営業収支と現金の均衡を分ける

生徒数に連動しない月の支払い仮定額
講師費468,000円
家賃180,000円
光熱・通信・管理等80,000円
広告40,000円
営業関連の計768,000円
生活費180,000円+借入元本60,000円+利息10,000円250,000円
生徒数に連動しない支出の計1,018,000円

個人事業を仮定した比較です。月謝と支払いは、消費税がかかる項目も含めた受取・支払総額で統一しています。生活費と返済元本は営業経費ではありません。営業関連76万8,000円は、納税・減価償却・利息前の簡易比較であり、会計上の利益を確定する表ではない点にも注意します。法人の役員報酬や社会保険を、この生活費と同じ扱いに置き換えないでください。

月謝3万円から1人あたり変動支出800円を引くと、月の支払いに充てられる額は1人2万9,200円です。800円は生徒数に応じて増える教材・消耗品等の仮額で、上表には含めていません。76万8,000円を2万9,200円で割り、人数を切り上げると27人。生活費・返済等を含めた101万8,000円では35人が必要になります。

35人でも現金の余裕は35×2万9,200−101万8,000で月4,000円です。納税、設備更新、追加業務、未収や返金の予備枠はこの計算に入っていません。「35人集まれば安心」と考えず、追加する支払いと余裕資金を入れた必要人数を計算し直しましょう。

家賃と月謝を同じ条件で比較する

家賃以外の月支出83万8,000円、1人の変動支出800円を固定し、家賃と月謝を変えると次の人数になります。すべて見積用の仮定で、実際の料金・募集物件ではありません。

家賃/月月謝26,000円月謝30,000円月謝34,000円
180,000円41人35人31人
240,000円43人37人33人
320,000円46人40人35人

月謝2万6,000円・家賃32万円の条件では46人が必要になり、先ほどの理論上限45人を超えます。満席でも成り立たない条件は、広告を増やすだけでは解決しません。料金、家賃、講師配置、提供内容を再設計する必要があります。

ただし、月謝を上げれば家庭が受け入れるとは限りません。年間負担と指導内容を提示し、対象家庭の反応を確かめます。低い家賃の物件へ変える場合も、通塾のしやすさ、改修費、受入枠を再確認してください。家賃差を駅徒歩の差によるものと断定することもできません。

入塾が遅い場合と卒業後を試算する

開業時現金300万円、月支出101万8,000円、1人分2万9,200円の条件で、生徒数を例Aと例Bに分けます。この人数は広告効果や募集目標の予測ではなく、現金がどこまで減るかを確認する仮定です。各月の人数全員が月謝満額を当月入金し、その月の支払いも完了すると置いています。

例Aは後半に70%を超えて授業枠を販売する条件です。35人には360枠の約77.8%、38人には約84.4%が必要になります。70%稼働の31人とは別の仮定なので、実際には希望時間・科目・講師配置も照合してください。

月例Aの人数例Aの月末現金例Bの人数例Bの月末現金
116人2,449,200円10人2,274,000円
222人2,073,600円13人1,635,600円
328人1,873,200円16人1,084,800円
432人1,789,600円19人621,600円
535人1,793,600円22人246,000円
638人1,885,200円25人−42,000円

例Bは6か月目に4万2,000円不足します。例Aも納税・更新費等の支払いは別に必要です。割引、返金、未収、入塾金、追加講習収入を含めていないので、自分の料金案と回収条件で表を作り直します。月末に現金が残っていても月中の支払いに足りない場合があり、日付別の予定も確認してください。

受験後の卒業・退塾も分けて試算します。仮に35人から12人が退塾し、新規5人が入塾すると28人になり、同条件の月の現金差はマイナス20万400円です。夏期・冬期講習の入金が増えた月だけを見ず、翌月以降の学年別在籍と通常授業の収入を記録しましょう。

手続きと保護者への契約を確認する

内容ごとに確認先を分ける

一般的な学習塾の開業で特別な営業免許が原則不要という説明は、建物・消防・税務・雇用・契約の確認まで不要という意味ではありません。日本政策金融公庫の業種別案内でも、施設や料金・契約等の確認が挙げられています。

確認内容確認先用意する条件
建物の用途、改修、手続き自治体の建築指導課等、調査は建築士住所、図面、面積、用途、工事案
消防設備、避難、届出物件を管轄する消防署階数、人数、設備、営業時間
賃金、授業外の労働時間労働基準監督署等勤務時間、作業、雇用条件
健康保険、厚生年金の適用事業所所在地の年金事務所事業形態、人数、勤務条件
雇用保険の手続き事業所を管轄するハローワーク雇用予定、労働時間、雇用期間
個人事業の税務手続き納税地を所轄する税務署、税理士開業日、事業内容、給与等の予定

労務については厚生労働省の相談先、年金事務所の管轄案内、雇用保険の手続きを確認できます。従業員数だけで保険の適用を決めず、法人・個人、業種、各人の勤務条件を示して確認しましょう。

個人事業の税務は届出ごとの期限を見る

国税庁の開業届の案内では、提出時期を事業開始等の事実があった年分の確定申告期限までとしています。開業届と青色申告の申請は同じ期限ではありません。

青色申告承認申請は、その年の3月15日までが基本で、1月16日以後に新たに事業を開始した場合は開始から2か月以内と案内されています。給与を支払う場合や法人で開業する場合は別の手続きも確認します。申請時には現行案内と自分の条件を税務署・税理士へ確認してください。

月払いかどうかだけで契約を判断しない

学習塾の役務が特定商取引法の対象に該当し、期間が2か月を超え、契約総額が5万円を超える場合は、特定継続的役務提供の確認が必要です。総額には入学金、受講料、教材費等も関係します。対象となる指導内容と契約の実態を消費者庁の案内で確認しましょう。

月払い、1か月更新という名称だけで一律に対象外とは判断しません。消費者庁のQ&Aでは、外形上1か月でも当然に延長を前提とし、実質的に要件に該当する場合の扱いが説明されています。対象となる契約では概要書面・契約書面、クーリング・オフ、中途解約等を確認します。

募集の前に、料金表、入塾の説明、契約書面、請求、退塾・返金の運用を突き合わせます。書面があっても、担当者が異なる説明をすればトラブルになる可能性があります。個別の契約条項や適用の判断は、実際の資料を示して弁護士等へ相談してください。

体験募集と入塾後の記録を続ける

問い合わせから入塾までを分けて測る

授業を提供できる曜日・科目が決まったら、その枠で募集します。ホームページでは対象学年、指導内容、料金総額、アクセス、体験の時間と流れを案内し、問い合わせの受付方法をそろえます。広告・チラシ・紹介から来た家庭へ、同じ条件で説明できる状態にしましょう。

問い合わせ、体験予約、来校、入塾は別々の段階です。問い合わせが少ない場合は対象家庭への情報発信、予約が少ない場合は内容・料金の理解や希望日時、来校が少ない場合は事前案内やアクセスを確認します。入塾が少ない場合は、生徒の目的に授業・面談・通塾条件が合っていたかを振り返ります。

広告費4万円、広告経由の体験予約10件、そのうち来校8件、入塾4人という仮定なら、来校率は80%、来校後入塾率は50%です。体験予約1件あたりの広告費は4,000円、入塾1人あたりは1万円になります。実績や望ましい転換率を示す値ではありません。

流入元と対象の受付期間をそろえ、同じ生徒の再予約を重複して数えないようにします。紹介と広告を混ぜず、直接予約、キャンセル、未来校、実施待ちも記録します。入塾まで何日観察するかと判定日を決め、まだ体験が終わっていない予約を「失敗」として結論づけないでください。分母が0の率は算出しません。

地図検索での情報整備はスクールのMEO対策に整理しています。広告を増やす前に、希望枠の空きと説明・予約・来校のどの段階に課題があるかを確かめましょう。

入塾後の継続も計画へ戻す

入塾後は、学年別の在籍、欠席、振替、退塾理由、保護者への報告を記録します。体験から入塾した人数だけでは短期間の退塾や講師の負担増を見落としやすいため、家庭の希望と提供内容を照合して時間割や業務分担まで見直してください。

入退室の連絡、急な休講、事故や災害時の連絡先、個人情報や写真の扱いも決めておきましょう。体験授業の感想や写真を掲載する場合は、掲載の可否と範囲を本人・保護者に確認します。授業・募集・請求を一人で抱える計画なら、代わりに対応できる人や方法も準備してください。

学習塾開業のよくある質問

開業資金はいくら用意すればよいですか

一律の相場だけでは決められません。候補物件と工事、講師配置、料金、支払日から見積を作り、開業後に生徒が増えるまでの現金も加えて計算します。授業を始める支払いと、続けるために残す現金を分けると、資金不足の時期を確認できます。

教員免許がなければ開業できませんか

一般的な学習塾の開業と教員免許は別ですが、指導力や安全な運営の準備は必要です。免許の一般論だけで建物・消防・税務・雇用・保護者との契約を省かず、候補地と運営条件ごとに確認してください。

生徒が何人いれば収支が合いますか

月謝から1人の変動支出を引いた額で、月の支出を割って人数を切り上げます。営業関連の支出と生活費・返済等を含む現金の支出を分け、さらに希望曜日・科目で受け入れられる枠と照合します。掲載例の35人をそのまま自分の目標にしないでください。

駅近の物件なら集客しやすいですか

駅徒歩だけでは判断できません。対象家庭の学校・自宅からの経路、授業後の帰り方、駐輪や送迎、家賃・改修費を比較します。通える家庭の人数と、家賃を支払うための必要人数を両方確認します。

月謝制なら特定商取引法の対象外ですか

月払いだけでは判断できません。指導内容、契約期間、費用総額、更新の実態を確認し、適用される書面・解約・返金のルールを整理します。実際の料金表や契約書を用意して個別に確認してください。


学習塾の開業計画と生徒募集のご相談

ローカルマーケティングパートナーズでは、対象家庭と通塾動線、料金・授業枠、Webや地域での募集を合わせて検討します。予定エリア、対象学年、指導方式、候補物件、料金案があればご用意ください。未定の項目は未定のままで構いません。

事業計画と募集の相談日程を選ぶ

店舗・スクールのマーケティング支援もご覧ください。契約条項、雇用条件、建物の調査や工事の専門判断は、それぞれの専門家・行政機関へ確認します。

よくある質問

Q. 学習塾の開業資金はいくら必要ですか

A. 物件・工事・指導方式で変わります。開業前の支払いと、入塾が遅い場合の月別現金を分け、実際の見積から必要額を計算します。

Q. 教員免許がなければ開業できませんか

A. 一般的な学習塾の開業と教員免許は別です。ただし建物、消防、雇用、税務、契約の確認は必要で、営業許可の一般論だけで判断しません。

Q. 生徒が何人いれば収支が合いますか

A. 月謝から1人の変動支出を引き、月の支出を割って切り上げます。授業枠で受け入れられる人数と、生活費・返済を含む現金も照合します。

Q. 駅から近い物件を選べばよいですか

A. 対象家庭の学校・自宅からの経路、授業後の帰路、駐輪・送迎を確認します。駅徒歩と家賃だけでは継続して通えるか判断できません。

Q. 月謝制なら特定商取引法の対象外ですか

A. 月払いだけでは判断できません。対象の指導内容、契約期間、総額、更新の実態を確認し、書面や返金の扱いを整理します。

Author / Supervisor

山本 貴大

監修

山本 貴大

代表取締役 / 株式会社ローカルマーケティングパートナーズ

中央大学卒業。日系上場コンサルティング会社で3年勤務後、M&Aベンチャー執行役員を経て2022年に独立。BtoBマーケティング支援・FC加盟店開発・M&Aアドバイザリーを専門領域として、戦略設計から施策実行まで一気通貫で担う伴走型支援に取り組んでいる。

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